更新日:2018年11月1日
平成30年第3回胎内市議会定例会
<市政報告全文>
平成30年第3回胎内市議会定例会(平成30年10月9日(火曜日)~11月1日(木曜日))
1 市民協働に係る座談会・懇談会の開催状況について
自治会・集落を対象にした座談会・懇談会は、市民と行政が同じ目線で話し合い、地区における課題等の認識を共有し、協働によるまちづくりを進めるという目的で、5月の新栄町での開催を皮切りに、要望のあった地区において順次開催し、これまでに10か所での開催を数えております。話合いのテーマも、地域福祉、生活環境、防災、農業など、その地区が抱えている課題に応じて設定し、座談会や懇談会の場で出された意見につきましては、話合いの結果を基に、市政に反映すべき内容は速やかに反映するよう努めているところでございますが、すぐには結果が出ない課題もございますので、折に触れ、話合いを重ねてまいりたいと考えております。
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2 事業見直し等の実施状況について
市の財政状況につきましては、地方交付税等の一般財源収入の減少や扶助費等の経常経費の増加、財政調整基金残高の減少などによりまして非常に厳しいものとなっており、来年度の予算編成に当たっては、事業の大幅な見直しが必要になっているところでございます。
そのため、今年度に入ってから、事業全般にわたって聴き取りを行ってきた内容に基づき、例えば、利用が少なかったり老朽化している施設の休廃止の検討や補助金の効果検証等、事業一つ一つについて行政サービスとしての必要性や妥当性を精査した中、市民の皆様にご理解をいただきながら、諸々の政策の推進を図ってまいりたいと考えております。
なお、議会の皆様には、見直し内容についてその骨子が固まった段階でお示しをしていきたいと考えているところでございます。
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3 子育て応援カード事業の実施状況について
定住自立圏における新発田市との連携事業として、子育て家庭を応援する事業所から協賛をいただき、子育て世帯が胎内市、新発田市それぞれの協賛店舗において、カードを提示することで割引などのサービス提供を受けることができる「子育て応援カード事業」を先月1日から開始いたしているところでございます。
今月1日の時点では、胎内市内37店舗、新発田市内140店舗から協賛をいただいております。
なお、当該カードの名称は「子育てきらきらカード」とし、中学3年生までのお子さんがいる世帯に1枚配付をしたところでございまして、事業開始当初の対象世帯数は1,976世帯となっております。
引き続き協賛店の拡大に向け、様々な機会を通じて協力を呼び掛けてまいりたいと考えております。
また、新潟広域都市圏におきましても、新潟市等と連携し同様の事業を実施することについて、今後調整していく予定としております。
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4 スマートインターチェンジの事業化の状況について
平成27年6月に国の準備段階調査箇所に指定されてから関係機関と連携して費用対効果等について調査や協議をしてまいりまして、新潟方面への上りと新潟方面からの下りの乗り降りを可能とするハーフインターチェンジとして本年8月10日に国から設置許可が下りたところでございます。
議員の皆様にはこのことについて既にお伝えしているところでございますが、事業費は約13億円でそのうち約2億円が市の負担となる見込みでございまして、その財源につきましては国の交付金や起債などを活用して対応してまいりたいと考えております。事業期間につきましては、平成34年度末の竣工・供用開始を目指しており、詳細な調査や設計、用地買収等に順次着手していく予定としております。
市といたしましては、順調に事業が進捗するようこれからも東日本高速道路株式会社を始め、国や県などの関係機関と連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。このたびの事業化が近い将来、企業立地の促進、雇用の創出や観光の振興などに寄与するものと期待しているところでございます。
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5 中小企業・小規模企業振興基本計画の策定について
市では中小企業・小規模企業振興基本条例に基づき、中小企業等の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、「中小企業・小規模企業の振興に関する基本計画」を策定することといたしております。
現在、市内の事業所約300社を対象に、アンケート形式で当該計画の素案について、意見聴取を実施しているところであり、取りまとめた意見を反映させた上で、計画案を作成し、中小企業などの関係者や公募委員を構成員とする協議会において検討していただくこととしておりまして、年明け頃を目途に当該計画を策定したいと考えております。
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6 観光振興ビジョンの策定について
今後の観光のあり方につきましては、交流人口の拡大を目指し、しっかりと儲けを生んでいける方向付けを行っていかなければなりませんことから、胎内市ならではの多様な魅力を観光資源として最大限に活かすべく、様々な分野の方々で構成する策定委員会で協議を重ね、パブリックコメントを経た上で、第2次胎内市観光振興ビジョンを策定していきたいと考えております。
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7 中条駅東西自由通路・橋上駅舎の供用開始について
中条駅西口周辺整備事業につきましては、ご承知のとおり去る7月21日に開業式典を行いましたが、式典では、餅撒きや市内の小学生が描いた装飾画のお披露目などのアトラクションも催し、500人を超える市民の皆様と共に完成の喜びを分かち合ったところでございます。この供用開始により、駅周辺における鉄道を挟んだ東西の市域の分断の解消と施設のバリアフリー化を図ることができたものと考えております。
なお、本事業は駅ホームの跨線橋の撤去、西口駅前広場の歩道の上屋・駐輪場の整備、仮称中条駅西口防災公園の造成など今年度末まで継続して工事を進めるほか、東口自由通路階段の下部には、1階部分ではございますけれども、市民が気軽に利用できる待合機能を持つ観光交流スペースを設置することといたしております。
次年度以降は、安全で利便性の高い交通結節点として生まれ変わった中条駅をまちの拠点として、地域の居住機能を高めながら、住む人が安心して快適に暮らせる、人にやさしい魅力あるまちの形成を市民の皆様とともに進めてまいりたいと思っております。
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