更新日:2018年12月21日
平成30年第4回胎内市議会定例会
<市政報告全文>
平成30年第4回胎内市議会定例会(平成30年12月4日(火曜日)~12月21日(金曜日))
1 児童生徒の健全育成を図るべく整備する「家でも学校でもない第三の居場所」設置の進捗状況について
この事業は、本年第2回定例会におきまして関連議案の可決をいただき、B&G財団を通じ日本財団からの助成を受けて実施するものであり、今月12日、B&G財団の理事長が当市を訪れ、助成決定書の授与式が執り行われる運びとなっております。
現在は、本事業の拠点施設となります旧総合グラウンド交流棟の改修を行っておりまして、来年4月から、規則正しい生活習慣を身につけるための支援や学習支援など総合的なサポート活動を開始できるような体制を整えてまいりたいと考えております。
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2 国の文化財への指定及び登録について
最初に、城の山古墳についてでありますが、平成17年度から保存確認調査を進め、平成28年度に発掘調査報告書をまとめ、文化庁と史跡指定に関する協議を進めてまいりました。その後、本年7月17日付けで市から文部科学大臣に対して史跡指定に関する意見具申を行い、先月16日には国の文化審議会から文部科学大臣に対して、国の史跡に指定するよう答申があり、今年度中に正式決定となる見込みになりました。この結果、当市に所在する国指定史跡は、昭和59年に指定された奥山荘城館遺跡に続き2件目となります。
また、有形文化財につきましても、西栄町の善良寺及び桃崎浜の藤木家住宅主屋について、それが先月2日に国の有形文化財に登録され、市内の国登録有形文化財は5件となったところでございます。
今後は、これらの貴重な文化遺産を後世に伝えていくための整備・活用方策を検討して、地域の活性化につなげてまいりたいと考えるところでございます。
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3 中条地区休日診療所の運営について
本年第2回定例会においてお伝えいたしましたとおり、医師不足の状況から現在の運営体制を維持することが困難となってきていることを踏まえ、新発田北蒲原医師会等と検討を重ねてまいりましたが、来年度からは同診療所での診療を原則日曜日とお盆の8月15日、そして、年始の1月2日及び3日とすることで合意がなされました。
なお、ゴールデンウィークにつきましては、対応可能な範囲でできる限り診療していただくことを要請いたしているところでございます。
今後、市民の皆様に混乱が生じないよう変更となる点その他について周知を徹底してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
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4 新潟食料農業大学及び胎内市農業協同組合との包括連携協定の締結について
去る10月29日に締結したこの協定は、活力ある豊かな地域社会の形成及び発展に寄与することを目的に、地域の活性化、農業及び農業関連産業の振興、そして、教育・学術・研究活動に関して、三者が相互に連携・協力して取り組んでいこうとするものでございます。
既に一部では取組を進めているところであり、大学の学生・教員が地域おこし協力隊のコーディネートの下、坂井集落や鼓岡集落と連携し、休耕田を活用した無肥料・無農薬米やマコモタケの植え付けから収穫までの一連の作業体験や集落行事への参加も実践されているところとなっております。なお、マコモタケに関しましては、今後大学内において成分調査などの学術研究に用いられることが決定したと伺ったところでございます。
連携は緒に就いたばかりでございますが、この地で学び・暮らす多くの若者を始めとして、農業に携わる方々、そのほか地域内外の方々とともに、新たな価値の創造を育むべく期待を寄せるところでございます。
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5 黒川支所の見直しについて
本年第2回定例会において検討を進めていく旨、お伝えしたところでございますが、先月に開催した黒川地区地域振興協議会への報告等を経て、来年度からは黒川支所を廃止し、その業務を他課に一部移管した上で、市民生活課の1係とする再編の方針を固めたところでございます。
今後は、この方針に基づき、地域の方々の不便にならないよう配慮しながら、ご理解をいただけるよう体制の整備を図ってまいりたいと思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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