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更新日:2024年7月29日
胎内市のチューリップ写真コンテストは、お陰様で本年31回目を迎えることができました。これもひとえにチューリップを愛する写真ファンの熱意と、主催者側のたゆまぬ努力の結果だと思います。心配していたコロナ禍も落ち着き、期間中雨は一日、天候にも恵まれ予定された行事はすべて行うことができました。そしてまた、チューリップの開花も予想通りとなり、大変良かったと考えております。
さて、今回の最高賞である胎内市長賞は、胎内市の坂井弘司氏でした。一見、何でもない一本の赤いチューリップでした。審査会場いっぱいに並べられた作品の中では決して目立たない存在でしたが、一度目に付くと脳裏に深く刻み込まれ消えることなく、戻って再度見直しされる絶品でした。昨年から夜間撮影も可能となりました。イルミネーションに彩られた美しさは異次元の世界を彷彿させてくれます。
今回の応募状況ですが、山形県、岩手県、栃木県、東京都の各地をはじめ、新潟市の23名についで、胎内市、新発田市、村上市他とバラエティーに富んでいます。そして、応募総数は163点でした。
さて、チューリップ写真コンテストと言えば一般的には会場にモデルさんを呼んで、チューリップと一緒に撮るというのが通例ですが、当地のようにチューリップと土地柄や、チューリップの本質に迫るようなコンテストには余りに目にしない。そしてまた、昨今のカメラの進歩発展には目覚ましいものがあります。是非、カメラを存分に駆使した傑作を沢山寄せられるよう願っております。
最後になりましたが、このコンテストは今回が31回目、長い歴史を経ての今日です。この経験を生かし今後に向け更に精進いたします。どうぞ来年もよろしくお願い致します。
いつも申し上げておりますが、ここ胎内市からは雪を頂いた飯豊連峰、清らかな川の流れ、黄金なす穀倉地帯が広がっています。美しい扇状地にも触れることができます。撮影地としては絶好の地であります。是非、来年も多くの作品が届けられますことを祈念し、お礼とお願いにさせて頂きます。
以上
令和6年7月吉日
審査委員長 (公社)日本写真家協会会員 高橋 与兵衛
朝露を受けて赤色のチューリップが一本立っている。何気ない姿に次の作品に目を投じた。しかし、二、三歩して再度目を投じ時、この姿、洗練された姿に圧倒されたのである。これを見ているとチューリップの美しさに留まらず、その中には広大な色取り取りのチューリップ、チューリップフェスティバルの一連の素晴らしさ等が存分に表現され、それを凝縮し研ぎ澄まされたこの姿に見えてくるのである。まさに、胎内市のチューリップを知り尽くした作品と云えよう。とにかく、美しくチューリップを知り尽くした名作である。
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新潟日報社賞【立合人のお仕事は:星正太郎】
明るく、幸せな夫婦と女の子、そんな家庭の雰囲気をそのままここに持ち込んだことに感嘆しました。女の子は、会場に来て私は何をすればいいのだろうか?立会人として何かすることがあるように感じた。そんなことはないよ貴女は「このままでいいのよ」そんな会話が聞こえてくるようです。周囲は明るいチューリップと、新緑の松林、春爛漫の作品です。和やかで綺麗な傑作です。
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特選【夕日に輝く:topho-san】
日没直前のチューリップ会場風景の真の姿。薄雲に依って会場全体が重厚な真の色彩に彩られている。遠景の木々をバックに左側に菜の花や黄色のチューリップ、そして右側に黄色のチューリップを配して中には、赤を基調にした花々を、そして手前に続く太い黄色の花々、作者の色彩感覚とバランス感覚に魅了させられた。ただ、右隅の濃い紫の部分を少し減らして欲しかった処です。 |
株式会社新潟フジカラー賞【はなれたくな~い:本間トモ子】
久しぶりに逢ったマスコットに、精一杯抱きついた女の子を見た、二人の女の子の表情が素晴らしい。まさに会場の雰囲気があればこそという感が免れない。そうした中で、左側のマスコットは今年から新しく加わった警察のマスコットひかりちゃんで、笑顔は可愛いが足を揃えてただ、立っているだけで何ともぎこちない。これも警察らしさかも知れないが、やがて馴染んでくるであろう。良い写真です。 |
胎内市観光協会賞【誓い:新井勝義】
新郎新婦でブーケを持ち、永久(とわ)の誓いをする。通常なら二人が真剣な眼差しで見つめあう一瞬でもあるが、ここでは普段の明るい姿でまとめている。しかし、よく見ると新郎の目は新妻への深い愛情が滲み出ており、これを感じた新妻はこれに応えた笑みと見ることができる。素晴らしい一瞬を見事に捉えました。傑作です。 |
JA北新潟賞【リップルちゃんに見守られ:太田誠二】
例年チューリップフェスティバルの開演を務めてくれるのが、市内の保育園児である。大きな声で歌いながらの踊りを見せてくれるのである。背景には赤白黄色と童謡にもあるようにチューリップが咲きそろい、みんなの後ろにはリップルちゃんが見守り、画面構成を強めている。 |
入選【チューリップと菜の花サンドイッチ:星合沙織】
晴れ渡った青空、萌える新緑、満開の菜の花、そして手前からの赤いチューリップと紫のチューリップの間に一人の女性がスマホでの会話をしている。揺れ動く赤いチューリップが、何とも気になる。
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入選【はじける春:駒形洋子】
一本の紫のチューリップを中心に、他を弾ける様に撮り、色彩の妙を巧く表現しています。出来れば中心の紫の花はキチンとピントが欲しかったところです。今少し研究してみてください。 |
入選【至福の花道:中川等】
一般的な写真の構図からすれば、この夫婦の立ち位置は左隅が妥当と考えるが、老夫婦の至福の花道と想定すると、まさに此処が適切と考えられる。ただ残念なことに光源が逆光のため、人物の表情が今少し欲しいところである。
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入選【彩色の空間:長谷川実路】
ゆったりと流れる白い雲、こんな穏やかな空の下、咲き誇るチューリップの空間には青を基調とした異次元の世界観が展開されている。これも新しい撮影技法による表現であるが、左右とのバランスを考えたら、より重厚な作品になったと思う。
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入選【菜の光の向こうへ:小原譲治】
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お問い合わせ
胎内市チューリップフェスティバル実行委員会
(農林水産課農村交流係内)
電話番号:0254-43-6111(内線1275)
koryu@city.tainai.lg.jp