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新潟県 胎内市

自然が活きる、人が輝く、交流のまち“胎内”

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更新日:2024年10月4日

欧州視察報告

行程

 

  • 日程/令和6年7月10日(水)~7月14日(日)
  • 視察先/イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
  • 視察者/井畑市長ほか随行1名

※コンソーシアムを構成する全ての事業者(三井物産・RWE・大阪ガス)にメンバーとして帯同していただきました。

  • 目的/胎内市等沖で令和11年6月の運転開始に向けて洋上風力発電の立地に向けた準備が進められていることを受け、海外において洋上風力発電が行われている実際の様子はもちろんのこと、まちづくりとの共生や発電事業者との関係性の構築の在り様を見聞して、知見を深めることを目的に実施したものです。

1 ランピオン発電所とは

  • mapランピオン洋上風力発電所は、2018年に運転開始したイングランド南岸沖初の洋上風力発電所です。3.45メガワット(MW)風車116基
  • 設備容量はMHIべスタス製400メガワット(MW)で、年間約1,400ギガワット時(GWh)の電力を生産しています。(英国の約35万世帯、またはサセックス州の世帯の約半数が年間に使用する電力量に相当)
  • この洋上風力発電所は、サセックス海岸から13~20キロメートル離れたイギリス海峡に位置し、西はイースト・ワーシングから東はブライトンまで広がっています。欧州の洋上風力発電所の中でも比較的離岸距離が短い。面積は72平方キロメートルで、イギリス海峡のガーンジー島よりわずかに大きくなっています。
  • ランピオン洋上風力発電所は現在完全に稼働しており、約 60 人のフルタイムの常勤雇用を創出しています。
  • ニューヘイブン港に特別に建設された基地から運営・保守されており、建設当初から港湾地域の再生の触媒として機能し始めました。
  • 関係自治体であるブライトンアンドホーヴ市には海水浴ビーチもあったことから、 住民や地元の利害関係者との交流が密に行われている発電所です。
  • 胎内市で地域振興策の1つとして関心を寄せるビジターセンターを開設し、運営しています。
  • 村上市を含む胎内市沖で発電事業者として選定されたコンソーシアムの構成企業であるRWEが近年に手掛けた案件となっています。
     

2 ランピオン洋上風力発電所についての説明、意見交換

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  • 相手方/ランピオンのゼネラルマネージャー
  • テーマ/ランピオン洋上風力発電所の事業概要について

  • 主な内容/ランピオン1開発時以降の地元調達の経過やその主な内容について説明いただき、意見交換をしました。

 

3 ステークホルダーとの早期関係構築についての説明、意見交換

  • 相手方/ランピオン2のステークホルダーマネージャー
  • テーマ/利害関係者との関係性構築と対話について
  • 主な内容/地域コミュニティにおける認知度を上げるための取組や、利害関係者とのコミュニケーションについて説明いただき、意見交換をしました。

4 ランピオンコミュニティ基金の地域貢献についての説明、意見交換

  • 相手方/ランピオン洋上風力発電所の運営会社が創設したランピオン地域貢献基金の管理を行うサセックス・コミュニティ財団の同基金ファンドマネジャー
  • テーマ/ランピオン地域貢献基金について
  • 主な内容/発電事業者が地域貢献として拠出した地域貢献基金の管理を行う、地域の登録慈善団体であるサセックス・コミュニティ財団がこれまでに支援してきた事業や、地域貢献を行おうとする発想の源について説明いただき、意見交換をしました。

5 ランピオンビジターセンターの視察

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  • 相手方/ビジターセンタースタッフ
  • テーマ/施設見学
  • 主な内容/地元住民、行楽客の人気のスポットであり、学校や地域、観光客や団体、仕事関係者の訪問に対応している状況について説明いただき、なぜ風で電気を作ることができるのか、送電ケーブルの実物、開発プロセス年表、自然団体による海岸の生態系の紹介、風車の配置シミュレーションができる機器、洋上風力発電所の発電量の情報、将来のポジティブな展望となる気候変動解決策としてのエネルギーの説明、実際の現場工事や建設の模様を動画と写真で紹介するコーナー、バーチャルリアリティ(仮想現実)体験などの体験型を含む各種展示がされている状況を見学しました。

6 ランピオン洋上風力発電所の視察

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  • テーマ/ランピオン洋上風力発電所の視察
  • 主な内容/運営・保守のためニューヘイブン港に特別に建設された基地から出港し、洋上風力アクセス船で洋上風車の立ち並ぶ様子を見学しました。

7 ブライトンアンドホーヴ市への表敬訪問・意見交換

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  • 相手方/Mohammed Asaduzzaman市長、net zero and sustainability for the City 担当の議員
  • テーマ/洋上風力発電が立地するブライトンアンドホーヴ市との意見交換
  • 主な内容/洋上風力発電が立地する地元自治体としての期待やこれまでの関与の経過、共有の資源である再生可能エネルギーの有効活用について意見交換しました。

視察報告

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  • 発電事業者や実際に洋上風力発電が立地している地元自治体との意見交換などを通して、発電事業者と地域との関係性構築の状況やそのための取組、合意形成に関しての知見を得ることができました。
  • これから庁内プロジェクトチームを中心として発電事業者とより具体的な地域振興策の検討をしていく過程で、今回の視察で得られた知見を活かしていきたいと考えています。

 

お問い合わせ

総合政策課企画政策係

新潟県胎内市新和町2番10号

電話番号:0254-43-6111

kikaku@city.tainai.lg.jp