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更新日:2016年1月7日
胎内昆虫の家では、冬季休館中に応援団スタッフの研修を実施しています。
今年はこの研修を開始して2年目のシーズンに入りました。
1年目の基礎の上に、さらに応用的な知識・実技を勉強します。
一般の参加者と一緒に勉強をしますが、その場に甘んじないで、より高みを目指してください。
冬季研修の3回目は、昆虫の標本のつくり方を勉強しました。
標本をうまくつくるには、どのようなことに気を付けないといけないのでしょう。
昆虫の種類によって、大まかにそれぞれの方法があるようです。
今回は基本的なことを学びます。
自然界で生きている素晴らしい昆虫たちの姿を、いつまでも手元に残しておきたい。 人間なら誰しも考えることかも知れません。 その方法の一つが、標本にして保管することではないでしょうか。 標本をつくることは、自然を理解するための第一歩です。 |
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標本は長く保管することができるので、いろいろな研究にも役立ちます。 世界の博物館には、何百年も前の古い標本もあります。 自然史を調べる手段として、標本の作製・収集は重要な役割を担っています。 |
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展示に使っていたクワガタムシが、死んでしまったものを保管しておきました。 カチカチに乾燥していて、脚もばらばらな方向を向いています。 それらをお湯でやわらかくして、形を整えて標本とします。 |
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外国産のクワガタムシです。 ずいぶんと大きいですね。 脚の関節を動かして、整えやすいようにほぐします。 |
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こんなに大きなクワガタムシ。 なかなかさわる機会はないですよね。 |
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発泡スチロールの台の上で、脚を拡げて整えていきます。 ピンセットで挟んで、ピンで留めて…。 う~ん、難しい。 うまくできたかな。 |
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標本に一緒に付けておくラベルも重要な要素です。 どこどこで、いつ、だれが採集したか。 このようなデータを書いた紙片を付けることによって、その昆虫が自然界にいた時の情報が付加されます。 |
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さまざまな標本を紹介しました。 胎内昆虫の家には、馬場先生が収集された古い標本もあります。 これらの中には、新種を発表する際のもとになった貴重なものも含まれています。 |
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標本には、実にたくさんのつくり方があります。 カブトムシやクワガタムシなどの甲虫はおもに展脚する方法ですが、見栄えの良いように翅を開いたり小さなものは脱脂綿の上で脚を整えます。 チョウは翅を開く展翅という方法で、トンボは三角紙に包んで乾燥させる方法などがあります。 |
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飼育室でカマキリの幼虫の世話をしました。 順調に育っています。 |
お問い合わせ
教育委員会生涯学習課胎内昆虫の家
新潟県胎内市夏井1204-1
電話番号:0254-48-3300
insectm@city.tainai.lg.jp