地本のミズバショウ群落

県指定天然記念物「地本のミズバショウ群落」

新潟県文化財（天然記念物）指定日：昭和38年3月22日

通常は高山湿地に自生するミズバショウが、標高5m、海岸から2kmにある雑木林の湿地帯（約1万4千平方メートル）に1万7千株近く群生しています。周辺には胎内川の冷たい伏流水（どっこん水）が湧き、ハンノキが茂っています。

低地のため開花時期は早く、3月下旬から4月中旬と県内屈指の早さです。

また、環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」の一つに選定されています。

地本のミズバショウ

この地域は胎内川が櫛形山脈から越後平野に流れ出たところに形作られた扇状地の扇端にあり、周辺には豊富な湧水（どっこん水）があります。

また、新潟県の絶滅危惧種に指定されているイバラトミヨ（この地域ではイシャジャと呼ばれる）も生息しており、地本湧水は環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」の一つに選定されています。

電車利用：JR羽越本線「中条駅」で下車後、タクシーで12分

車の利用：

高速道路を使用した場合

新潟方面からは日本海東北自動車道「中条IC」で下車後、県道3号を北上し10分。
案内看板を右折し2分。

村上方面からは日本海東北自動車道「荒川胎内IC」で下車後、県道3号を南下し10分。
案内看板を左折し2分。

国道7号線を利用した場合

新潟方面からは星の宮交差点を左折後、県道54号から県道173号を北上し15分。
案内看板を左折し2分。

村上方面からは十文字交差点で右折後、国道113号線を西に進み、県道173号または県道3号を南下し10分。
案内看板から2分。

付近にお手洗い等はありません。ご了承ください。