観察会のころ見られるトンボ

 サラサヤンマのメスです。

 黄色と黒のまだら模様をしています。

 フォヴァリングしながら地面の様子をうかがい、産卵に適した場所を探しています。

 小型のヤンマで、原始的形態を遺しているといわれています。

 サラサヤンマのメスです。

 葦の根元に、産卵に適した場所を見つけました。

 腹部を落ち葉の下に潜り込ませて、湿った地面に産卵します。

 よく見ると、翅の付け根が黄色くなっています。

 コサナエのオスです。

 水芭蕉の葉に止まって、辺りをうかがっていました。

 初夏の止水域に見られる代表的なトンボです。

 コサナエのオスです。

 腹部を挙げて、身体に受ける日差しを調節しているのでしょうか。

 初夏の水辺の風景です。

 シオヤトンボの交尾です。

 オスは白い粉を身にまとっています。

 メスは茶褐色です。

 未熟なオスもメスと同じような色をしています。

 ヨツボシトンボのオスです。

 春先に見られるトンボで、１週間くらい前まではたくさん見られたのですが、今は個体数が減りました。

 翅に４つの紋があります。

 枯れた葦の枝先に止まって、なわばりを見張っていました。

 エゾイトトンボの産卵です。

 前方の個体がオスで、後方がメスです。

 メスは植物の組織内に産卵管を突き刺して卵を産み込みます。

 エゾイトトンボの連結です。

 水色が鮮やかで、初夏の水辺に映えます。

 寒冷地に見られるトンボで、種名は北海道の古い呼び名に由来します。

 クロスジギンヤンマのオスです。

 岸辺に沿って行ったり来たり、なわばりを見張っていました。

 ギンヤンマに似ていますが、胸に黒い筋が入っています。

 ムカシヤンマです。

 その名の通り、古い形質を遺しているトンボです。

 幼虫は湿った崖などに穴を掘って生活しています。

 人を恐れないで、地面や石などにぴたりと止まります。