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更新日:2015年6月23日
快晴ではありませんでしたが、なんとか晴れたので、屋外のトンボ池で観察会を実施しました。参加者は8家族25名ほど。応援団スタッフのみなさんに、救急係や撮影係をお願いしました。
観察会の始まりに、池の際でみられる代表的なトンボ5種をパネルで紹介しました。 今日はどんなトンボが見られるでしょうか。 また、他にはどのような水辺の生き物が見られるでしょうか。 期待にわくわくします。 |
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いよいよ観察会開始。 捕まえるだけではなく、そのトンボや生き物が何をしているのか観察してみましょう。 獲物を狙っているのかな。 雌を探しているのかな。 なわばりを見張っているのかな。 |
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水中の生き物は、身を寄せている草陰や落ち葉ごと底をすくうと、たくさん捕まえることができます。 うまくいくと、ひとすくいで何匹も、何種類もの生き物を捕まえることができます。 参加者は水中に空中に元気に網を振り、熱心に水辺の生き物を採集していました。 |
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この方は水面に突き出た石の上に陣取り、池の際を行ったり来たりしているクロスジギンヤンマを狙っているのでしょうか。 よいしょっ。 おしいっ~。 ヤンマは振りそこなって逃してしまっても、周回して、しばらくするとまた戻って来ます。 |
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何を捕まえたのかな。 網に入った落ち葉をかき分け、オタマジャクシやザリガニ、トンボの幼虫などを拾い上げます。 紛らわしい色や形の枝や葉など雑多なものがたくさん入っています。 眼が慣れてくると、この探し出す作業が素早くできるようになります。 |
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どこに網を構えて立つかで、収穫にも大きな差が出ます。 五感を働かせて、水辺の生き物を捕まえやすいポイントに陣取ります。 すこし開けたところ。 草が生い茂っているところ。 日向、日蔭などなど、さまざまな環境があります。 |
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観察会の最後に、参加者が採集した獲物を持ち寄り、回覧・解説を行いました。 大きく分けて陸の生き物と水中の生き物。 生きているトンボの眼は、深く輝き、まるで宝石のようです。 子どもたちも興味津々に覗き込みます。 |
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他の小さな生き物を食べてしまうザリガニは厄介者。 身近な水辺の生き物ですが、飼えなくなってもむやみに放さないようにしましょう。 困ったことに最近トンボ池では増えてきています。 そのせいでしょうか、今回の観察会では、あまりトンボの姿を見ることができませんでした。 |
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ムカシヤンマという、中型でこげ茶色の原始的なトンボを捕まえた家族がいました。 池そのもので発生しているわけではないと思われるので、付近の生息地から飛来して来たのでしょうか。 最後には捕まえた生き物はその場で逃がしてもらい、また、標本にする方には必要最小限を持って帰ってもらいました。 |
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トンボの他にメダカ、タナゴ、ヨシノボリ、タニシ、オタマジャクシなど、さまざまな生き物を捕まえることができました。 尾さいに特徴のあるイトトンボの幼虫、ずんぐりとして大きいオニヤンマや、うすべったいコサナエの幼虫も捕まえることができました。 夏に向かってこれらはずんずんと成長し、秋までに成虫になったり冬を越して来年以降に羽化します。 |
お問い合わせ
教育委員会生涯学習課胎内昆虫の家
新潟県胎内市夏井1204-1
電話番号:0254-48-3300
insectm@city.tainai.lg.jp