自然が活きる、人が輝く、交流のまち“胎内”
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更新日:2016年1月7日
応援団スタッフの研修のひとつとして、昆虫館や博物館、水族館など、展示類似施設の見学を実施しています。
相手方の館にお願いをして、展示の解説をしていただいたり、特別に展示裏の見学などをお引き受けいただいています。
遠方に出かけるせっかくの機会ですので、現地での散策や採集などを行なうこともあります。
所在地:新潟県村上市岩崩612-118
東北アルプスともいわれる朝日連峰の山ふところ、スーパー林道の入り口に位置します。
2015年11月15日、縄文の里・朝日を訪問しました。
原生林で有名な周囲のブナの森は、紅葉の終わりの時季でした。
企画展「元屋敷遺跡展」が開かれていました。
胎内の観光スポット、道の駅たるが橋に9時に集合しました。 遠方では新潟市からの方もいます。 10時前には博物館に到着、まずは先入観にとらわれずに見学をしました。 展示室へとみちびく廊下には、三面集落で使っていた渡し船を再現したものや、縄文時代の星空の想像画が展示してありました。 |
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ワンフロアーのこじんまりとした博物館なのですが、展示がしっかりとしていて、音声解説機もあり、せまい感じがしません。 ダム湖に沈む前の三面集落の生活のようすや、連綿と続いた縄文時代の出土品が、見やすくていねいに展示してありました。 うわ~っ、本物の崖が張り付けてある。 ぼくの背よりも高いなあ~。 |
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子どもたちは展示ケースのガラスにぴったりと顔を付けて、じっと展示物を覗き込みます。 精緻につくられた土器の数々。 はるか昔の縄文時代に生活していた人々の息づかいが、現代に生きる私たちに伝わってきます。 |
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縄文時代の物といっても、なんとなく今のものに通じる雰囲気があります。 現在私たちが使っている食器や鍋なども、長い年月をかけて改良されてきたのでしょう。
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土器だけでなく、石や動物の骨を加工した道具もありました。 |
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大きな陳列棚の中に、所狭しと出土品が並べてあります。 ガラスがきれいに磨かれ、照明の明るさも充分です。 |
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ひととおり各自で見学した後、職員の方にじっくりと館内を案内していただくことになりました。 まず最初に施設の概要を紹介していただきました。 応援団スタッフからは、問題の本質に踏み込んだ質問も出されました。 |
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現在はダム湖の底に沈んでいる三面集落。 館から望む峰々の向こうの空の下に、大昔から人々が生活していました。 |
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土器の大きさは、ひと抱えもあるものから手のひらに載る物まで、さまざまです。 こんなに小さいのに、注ぎ口があり繊細な文様も施されています。 よくつくられているなあと想いました。 縄文人の想いが現代によみがえります。 |
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石器には、生活に密着した道具が多いそうです。 槍に使う尖頭器が出土したことから、大きな獲物を狩っていたり、石錐や石匙で獲物の皮を加工していたことがうかがえます。 大量の磨製石斧は、物々交換のための特産品と考えられています。 |
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専門の知識を持った方に解説していただくことによって、あらためて興味深く展示を見ることができました。 | |
最後には特別に、普段は入れない部屋も案内していただきました。 ここでは出土品の整理や特別展の準備作業を行うのでしょうか。 広いスペースにさまざまな道具や器材がありました。 |
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こちらの部屋では各地の遺跡の報告書をたくさん保管していました。 職員のみなさま、いろいろと対応してくださり、どうもありがとうございました。 お昼には縄文メニューのごちそうをいただきました。 そのあと、胎内平に設置する昆虫解説看板の作製について話し合いました。 |
お問い合わせ
教育委員会生涯学習課胎内昆虫の家
新潟県胎内市夏井1204-1
電話番号:0254-48-3300
insectm@city.tainai.lg.jp