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更新日:2015年1月15日
胎内昆虫の家では、冬季休館中に応援団スタッフの研修を実施しています。
今年はこの研修を開始して2年目のシーズンに入りました。
1年目の基礎の上に、さらに応用的な知識・実技を勉強します。
一般の参加者と一緒に勉強をしますが、その場に甘んじないで、より高みを目指してください。
全5回のうちの1回目は、昆虫の飼育方法を勉強しました。
昆虫をうまく飼育するには、どのようなことに気を付けないといけないのでしょう。
基本のほかに、それぞれの昆虫にあった飼育方法があります。
おっと、1枚目の写真。 このぼやけた教室のようすはどうしたことでしょうか。 室温が低いために、カメラのレンズが曇っていたのです。 もっと早くから部屋を暖めておけばよかったですね。 |
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一般参加者は前方に、応援団スタッフは後方に着席しました。 クイズの回答では、みんなの前で板書をしていただきました。 アリと一緒に生活しているチョウは? 幼虫と成虫とでえさが異なる昆虫は? 動物の涙を吸うガのなかまもいるようです。 |
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会場を飼育室に移しての実技研修。 ナナフシの卵の回収作業です。 昨年好成績を収めた熟練者には、多めの量が割り当てられました。 |
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ナナフシは卵をポロリと生み落とすので、ケースの底に糞と一緒にたまります。 それをえさの交換時に回収して保管しておきました。 糞に混ざっている卵を探し出して、ピンセットを使って回収します。 |
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現在飼育しているのは3種類のナナフシ。 指にくっついているのはアマミナナフシ。 褐色で、やわらかいとげの生えているトゲナナフシ。 体を硬直させ、脚をぴったりとつけているコブナナフシ。 それぞれの種類によって卵・糞の形・色が異なります。 |
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今回は乾燥して死んでしまっている卵も多くありました。 生きている卵が残されていないと思っても、野外に糞や残渣を捨てるのは禁物です。 万が一残っていた卵があった場合、自然界に本来はそこにはいなかった種類のナナフシが発生してしまう可能性があります。 焼却処分をします。 |
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クロアゲハの越冬蛹です。 茶色と緑色のものとがあります。 春から秋にかけ蛹になったものは間もなく羽化し、秋に蛹になったものは長い休眠期間を経て、春になってから羽化します。 非休眠蛹となるか休眠蛹となるかは、幼虫時代の日長によって左右されます。 |
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鉢植えのミカンに付いている越冬蛹を回収する作業です。 敵に見つからないように、風雪を避けるために、物陰になるところで蛹になります。 それを順番に探し出していくゲームです。 まず胸の部分を支えている帯糸をはさみで切ります。 |
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次に尾端の台座のように拡がっている糸をピンセットではぎ取ります。 自分のからだが落っこちないように、幼虫が蛹になるときに一生懸命に張り付けた糸の座布団です。 |
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蛹を枝から外す瞬間には、落っこちてしまわないように手を添えて。 回収した越冬蛹は、ケースに収容して冷所に保管します。 この他に、カマキリの世話やカブト幼虫の世話を行ないました。 ハラビロカマキリは今回の研修には間に合いませんでしたが、次回までには孵化していると思います。 |
お問い合わせ
教育委員会生涯学習課胎内昆虫の家
新潟県胎内市夏井1204-1
電話番号:0254-48-3300
insectm@city.tainai.lg.jp