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更新日:2014年9月30日
応援団スタッフでは、昆虫のことについて学ぶ勉強会を冬季に実施しています。
毎回テーマを決めて、その内容を詳しく掘り下げて勉強します。
応援団スタッフだけではなく、一般の方も参加できます。
2014年 2月 8日に、2013年度冬季研修の3回目を実施しました。
テーマは「標本のつくり方」でした。
参加者は16名でした。
標本つくりの基本とは、①かたちを整えること②針を刺すこと③乾燥させること④ラベルを付けること。 標本はいつ、どこに、どんな昆虫がいたかの大切な記録になり、未来に残せる財産です。 また標本をつくるときは、その昆虫の脚を曲げたり、翅を拡げたりしながら、よく観察することになります。 |
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今回つくってもらうのはアゲハチョウの標本。 チョウの標本つくりは、展翅板の上で翅を拡げる作業「展翅(てんし)」が中心です。 最初のポイントは、チョウの胸の真ん中に、昆虫針を垂直に刺すこと。 次に展翅板の溝に、その針を同じく垂直に刺すことです。 |
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多くの参加者はチョウに手で触れるのも初めてだったと思います。 どうやって持つの? 翅の拡げかたは? チョウの胸はどこ? などを、体験しながら覚えていきます。 |
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次に、いろいろな標本のつくり方や標本作製道具、標本箱などを見てみました。 カブトムシやクワガタなどの大型の甲虫。 ゾウムシやハムシなどのもっと小さな甲虫。 セミやトンボなど、昆虫のグループごとに、ある程度決まった標本つくりの方法があります。 |
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収蔵庫や展示室で、いろいろな標本を見てみました。 収蔵庫にある一番古い標本は、馬場金太郎博士が若いころ新潟市や佐渡で採集した標本。 1930年代のものです。 新種を記載するときの試料となったタイプ標本(完模式標本・正基準標本)も見てもらいました。 |
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飼育室で、前回に引き続き飼育の作業を行ないました。 ゾウカブト幼虫の体重測定とカマキリのえさやりです。 今回からの参加者には、新しいケースをつくってもらいました。 順調に育っていますでしょうか。 |
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最後に、数日前に羽化したばかりのヘラクレスオオカブトをみんなで観察しました。 からだは固まったばかり、背中は全体に黒っぽく、図鑑にあるような黄色の地に黒い斑紋ではありません。 今しか見られないシーンに、みなさん興味津々です。 蛹室の中でじっとしている成虫を、みんなでそっとさわってみました。 |
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羽化したころの画像を順番に掲載しました。 1枚目。 これはまだ翅が白っぽい状態です。 |
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羽化したころの画像を順番に掲載しました。 2枚目。 翅が少し色づいてきました。 |
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羽化したころの画像を順番に掲載しました。 3枚目。 ようやく翅が小豆色に変わってきました。 でも、まだ頭の角には蛹の皮が残っています。 |
お問い合わせ
教育委員会生涯学習課胎内昆虫の家
新潟県胎内市夏井1204-1
電話番号:0254-48-3300
insectm@city.tainai.lg.jp