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更新日:2016年2月12日
応援団スタッフでは、昆虫のことについて学ぶ勉強会を冬季に実施しています。
毎回テーマを決めて、その内容を詳しく掘り下げて勉強します。
応援団スタッフだけではなく、一般の方も参加できます。
2016年 2月 7日に、2015年度冬季研修の2回目を実施しました。
テーマは「昆虫を捕まえてみよう」でした。
冬に昆虫たちを捕まえるには、どのような方法があるのでしょうか。
当日は天候に恵まれ、屋外での観察会を実施することになりました。 最初に研修室で、歩くコースや注意事項などを説明します。 参加者は長靴と防寒着で身支度を整えます。 さて、どのような昆虫たちが見られるでしょうか。 |
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積雪は1メートルを少し超えています。 新雪が20センチほど積もっていました。 駐車場の雪を除けて山になっている丘を越えて、夏道のスロープ、階段を通って広場へと向かいます。 おっと、滑らないよう足元に気を付けて。 |
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先頭はかんじきを履いて、後ろの人はその踏み跡をついて行きます。 何か雪の上に落ちていないかな。 動物の足跡はついていないかな。 |
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大きな杉の木の樹皮を剥がしてみました。 くぼみにサシガメのなかまが何頭かかたまって冬越しをしていました。 風や寒さをしのげるこのようなところで、昆虫たちは冬を過ごしているのですね。 |
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雪が積もると、草木の生い茂っている季節にはなかなか踏み込めない場所にも入って行くことができます。 ただ、観察会では先頭の方で何か発見があっても、後ろの参加者は駆けつけるのが大変です。 |
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がさっ、ごそっ。 こちらでは何が見つかりましたでしょうか。 |
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池を水網ですくってみました。 雪がシャーベットのように水面を覆っています。 それらを掻き分け、または水面が出ているところを選んで、水網をのばしました。 オタマジャクシや小魚、コオイムシなどが捕れました。 |
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研修室に戻って第2部の実技です。 スズメバチの巣を分解してみます。 古い巣で、生きている幼虫や蛹は入っていません。 成虫の死骸が見られました。 |
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大きな巣で、巣盤が9層もありました。 外気と接する巣の表壁は何層にもなっていて、ふんわりとしたパイ生地のようです。 風雨を防ぎ温度変化に対応できる構造です。 |
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今度は金づちとのみで朽木を崩してみます。 松の伐採木です。 朽木の中で冬越ししている昆虫たちもいます。 ゴミムシのなかまやハサミムシ、ウバタマムシと思われる幼虫が出て来ました。 |
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少し硬くて、子どもたちには崩すのは難しかったかも知れません。 大人にも手伝ってもらいました。 マイマイカブリやアオオサムシなど、大型の甲虫は残念ながら出て来ませんでした。 |
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あんなにせわしなくぎやかだったニホンミツバチの巣箱は、今の季節は雪に埋もれていました。 でも、この雪の中でも晴れた日には、巣箱を出入りして元気に活動する蜂の姿が見られます。 研修の最後には飼育室で、カマキリの幼虫の世話も行いました。 |
お問い合わせ
教育委員会生涯学習課胎内昆虫の家
新潟県胎内市夏井1204-1
電話番号:0254-48-3300
insectm@city.tainai.lg.jp